■ET/IoT Technology Award 2018特別賞 Starwing(天奕)

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★★★ET/IoT Technology Award 2018特別賞/受賞決定★★★
スターウィング・テクノロジ/Starwing Technology(天奕科技)
http://www.jasa.or.jp/expo/event/award.html
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≫誤差数センチ単位で位置の特定が可能な人流解析ソリューション
≫ハードウエア、ソフトウエアの両方に強み、顧客ごとにカスタマイズ
≫リーズナブルな費用で導入が可能なソリューション
≫Computex2018/InnoVEX2018で最も注目を集めたスタートアップ
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11/15(木)14:00-16:00 会場:パシフィコ横浜
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日本企業にとってのビジネスチャンスを考える
日台アライアンスビジネスモデルの提案
http://asia-n.biz/?p=3378

■センチメートル単位で測位可能なBluetooth室内測位技術
製品名:「センチメートル級」室内測位技術

10~30センチメートル単位の精度で室内測位を実現可能なシステム。観光・交通・介護・物流などさまざまな分野で活用ができそうな室内測位技術である。アップルのiBeacon(アイビーコン)など従来のBluetoothを使った室内測位技術は、発信デバイスから発信されるビーコン(電波信号)を受信し、その発信元をビーコンから読み取り、その電波強度を計測することで発信元からの大体の距離を知る「RSSI方式」を採用している。

しかし、この方式では発信元の方角は測定できず、距離も「ごく近い、近い、遠い」の3段階くらいでしかわからず、しかも精度も全く保証されないため、介護分野などもっと正確な位置を測定する必要がある用途では使いづらいのが現状であった。

そういった経験にから同社はAoA(Angle of Arrival)方式を採用した本製品を独自に開発。受信デバイスを天井に設置し、発信デバイスから発信されるビーコン(電波)を受信する際にその入射角度を測定することでフロア上にある発信デバイスの位置を高い精度で検出できる。

通常、こういった高精度な室内測位技術ではUWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線)が使われることが多く、精度面などでも有利なのだが、敢えてBluetoothを採用した理由のひとつは、すでに多く普及しているBluetoothの方が、チップセット(半導体)なども数多く供給され、価格もこなれてきているから。特に数を必要とするビーコン発信デバイスの調達に有利。

現在、台湾ではSI(システムインテグレータ)と組んだ事業展開を行っており、観光・交通・介護・物流など、さまざまな分野に同社の室内測位技術を普及させようとしている。

ちなみに同社総経理(社長)の陳宗逸氏は学生時代に台湾最大のレンタルブログサービス「無名小站(wretch)」の創業に関わっており、同社は2回目の起業となる。すでに台湾政府の国家発展基金などの大口出資も受けており、日本も含めた海外の無線認証なども受け、海外展開にも積極的に取り組む方針である。

AoA(Angle of Arrival)方式自体は日本でも研究・開発されており、特に珍しいわけではない。しかし資金を集め、その技術を実際の実用製品にし、量産して手ごろな価格に下げ、普及できる段階にまで持ち込んだことがすばらしい。皆がその技術の恩恵を受けることができる。この点に眼を向けたことこそ評価に値する。市場の動向を掴み、AoA(Angle of Arrival)方式を採用した製品をいち早く実用化・販売した同社の動きの速さは我々日本企業も見習いたい。

壁に立てかけているものが受信デバイス、発信デバイスは腕時計タイプ。天井に受信デバイス設置し、発信デバイスから発信されるビーコン(電波)で入射角度を測定する

AoA(Angle of Arrival)方式の概要。量産して価格を下げ、いち早く実用化、販売に動いたスピードを評価したい。

会議室の見取り図。●印はセンサーを付けている人の位置。会議室の机の間を歩いている様子がリアルタイムで見ることができる。

高さ設定も可能。高い、腰の高さ、足元の高さなど3段階で設置した場合の事例。工場内のどの位置にセンサーを付けた品物があるかがわかる。パソコンには色で表示される。(執筆:吉野貴宣(パングー) 日本台湾交流協会/機関誌「交流」に寄稿)

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