■Smart○○○という言葉があちこちで飛び交う時代・・・

Computexのブースでは「Smart○○○」というキャッチフレーズをよく見かけるようになった。中国語では「智慧○○○」と表現するAIoTの時代を象徴する言葉だ。台湾大手ベンダーがこのSmart○○○へ大きく舵を切っている。Smart home、Smart office、Smart factoryをはじめ、Smart education、Smart vehicle、Smart medical、Smart heathなどなど。素材の分野ではSmart cloth、物流はSmart retail、農業はSmart agri、サービスロボットはSmart robotics、他にもSmart hotel、Smart energy、Smart security、Smart eco-system、総称してSmart solutionまで、良きにつけ悪しきにつけSmart○○○のオンパレードだ。

ここ数年、ブースではさまざまなSmart solutionを出展してくる台湾大手ベンダーだが、今年はこうした動きにますます拍車がかかった。注目を集めた台湾大手ベンダーの出展を見てみると…。ASUSはホテルソリューションを出展。南港ホール1のパビリオンでは広いスペースを割いてホテルソリューションの展示を行っていた。またGigabyteのSmart agri(植物工場)、Benqの回転寿司システムなども目を引いた。Benqは今年もロボットアームの展示を行っていた。Smart factoryのソリューションである。

MiTACは今年も図書館システムを出展している。同時に車両を会場に持ち込みSmart vehicle分野でも存在感を示していた。一方、MSIもSmart vehicle分野の出展。この分野では年々バージョンアップを繰り返して毎年のように出展している。さらにMSIではそれに加えて他の分野にも出展範囲を広げている。会場ではMSIを含めてSmart retail分野への進出が目立った。こうした動きも時代のトレンドだろう。

AcerはComputexにはComputex会場でパビリオン出展は行わず、会場外でのプライベートショウに切り替えている。信義地区の台北101エリアに特設パビリオンを設営し、エイサーのフラッグシップゲームマシンであるPredator(プレデター)とハイスペックPCの新しいブランドであるConcept-DのPRを行っていた。個人的にはComputexにAcerがいないのは寂しい感じもするが、これも台湾大手ベンダーの戦略変更のひとつと言えるだろう。

<写真10-1>Acerは台北101エリアに特設パビリオンを設営、Predator(プレデター)とConcept-Dをメインに

Computex2020 (10-1)

 

 

 

 

 

 

<写真10-2>Acerが発表したConcept-D、画面が360度回転する

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