Computex2017レポート<24>Computexの出展製品は「最先端」ではなく「実用先端」を重視

■機関誌「交流」7月号vol.916のComputex2017レポートでは「Computexは最先端技術の展示会ではない」という点を書いた。キーワードは「実用先端」である。誤解を恐れずに言うと、Computexとは先端技術の完成度の高さを競う展示会ではなく、市場が求めている製品を実用的な先端技術を駆使し、安定した品質の量産体制を整え、世界に供給するための製品を展示する場である。

■残念ながらComputexには自動運転技術や8K・16K技術、ビックデータや第五世代の通信技術はない。むしろ家庭やオフィスでいま必要とされている製品やソリューションが主役だ。SmarTEXでは半年から一年後ぐらいに製品化を控えている技術やソリューションが数多く登場する。高付加価値を追求するのではなく、必要十分にしてコストパフォーマンスのよい製品を、安く大量に供給していくことが台湾ベンダーの強みであり、そこがComputexに世界中からバイヤーが集まる理由である。

■そういう意味で、繰り返しになるがComputexの展示の中で最もComputexらしいと言えるのがSmarTEXエリアである。言い方は少し乱暴かもしれないが、日本の大手企業では内部で恐らく企画が通らないような製品も数多くブースに並ぶ。まずはアイデアを形にして、バイヤーの反応を見る。完成度を上げていく取り組みはバイヤーの反応次第。市場のニーズに合わせて少しずつ完成度を上げていくための作り込みを行う。開発者のそんな熱い思いを感じることができるのがSmarTEXエリアの製品なのである。「Computexの中で最もComputexらしいところ」と言える由縁がここにある。詳細はTCA東京事務所と検索の上、Computex2018関連のページにて

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■■■ Computex & InnoVEX2018 開催概要 ■■■
 http://www.computex.biz/computextaipei/2018/
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≫会期:Computex2018 6/5(火)~6/9(土) 会期 5日間
 InnoVEX2018 6/6(水)~6/8(金) 会期3日間
≫会場:Computex2018 台北世界貿易センター/南港ホール
 InnoVEX2018 世界貿易センター第3ホール
≫時間:午前9:30~午後6:00
 ただし、Computex最終日4:00pmまで
≫主催:TCA/Taipei Computer Association
 TAITRA/台湾対外貿易発展協会
≫出展規模:Computex 1,600社、5,010小間(2017年実績)
 InnoVEXベンチャー企業272社(2017年実績)
 InnoVEXピッチエントリー企業数100社、セミファイナリスト28社
 ファイナリスト8社、優勝賞金30,000米ドル
≫来場者数:167か国と地域から41,378人(2017年実績)
≫事前登録
 https://computex2018.accupass.com/Buyer/Step1
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≫Computex & InnoVEXの特徴
・4万人の外国人バイヤーが集まるアジア最大のITトレードショウ
・InnoVEX は2016年から併設されたベンチャーイベント/ピッチに注目
・製品調達で、海外市場開拓で、パートナー探しのため4千人の日本人

■Computex & InnoVEX2018公式サイト
 http://www.computex.biz/computextaipei/2018/
■Computex & InnoVEX2018「事前勉強会」はこちらから
 http://asia-n.biz/?p=3033
■Computex & InnoVEX開催概要
 http://www.tcatokyo.com/Computex01.html

■Computex & InnoVEX2018開催概要/ダウンロード
 http://www.tcatokyo.com/COMPUTEX2018-1.pdf

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