◆Computex2017レポート<3>南港ホール4F、さまざまな方向性を模索する大手ベンダー

■南港ホールの4Fは最も華やかなエリア。ACER、ASUS、MSI、Benqといった台湾を代表する大手ベンダーが出展。2016年に引き続き今年注目を集めた製品のひとつがGaming PCだ。ハイスペックのグラフィックカードを搭載した高性能モデルや必要十分な機能でリーズナブルな価格帯を実現したモデルなど、各社とも力の入った展示だった。これまで大手ベンダーはノートブックPCやタブレット、スマホなど端末を展示することが多かったが、パビリオンにゲームの体験コーナーを設置してコンテンツの楽しさをアピールするなど、Gaming PCの流れは今後も続きそうだ。Computex2018の基本情報はTCA東京事務所と検索の上、ウェブサイトにて。

■一方、ASUSはZenphone ARやロボットの出展、Benqがロボットアームや工場向けソリューションを出展、Mitacは図書館向けソリューション(Hall1)を出展するなど、大手ベンダーが従来とは違いソリューションを前面に打ち出した製品出展に向かっている。こうした動きは今年のComputexだけではなく、今後の方向性のひとつになるだろう。また、今年話題を集めた出展のひとつにテスラモータースの出展がある。自動車メーカーとして本格的な出展はテスラが初めてだ。南港ホールの4Fに実車を持ち込んで注目を集めていた。

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■■■ Computex & InnoVEX2018 開催概要 ■■■
 http://www.computex.biz/computextaipei/2018/
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≫会期:Computex2018 6/5(火)~6/9(土) 会期 5日間
 InnoVEX2018 6/6(水)~6/8(金) 会期3日間
≫会場:Computex2018 台北世界貿易センター/南港ホール
 InnoVEX2018 世界貿易センター第3ホール
≫時間:午前9:30~午後6:00
 ただし、Computex最終日4:00pmまで
≫主催:TCA/Taipei Computer Association
 TAITRA/台湾対外貿易発展協会
≫出展規模:Computex 1,600社、5,010小間(2017年実績)
 InnoVEXベンチャー企業272社(2017年実績)
 InnoVEXピッチエントリー企業数100社、セミファイナリスト28社
 ファイナリスト8社、優勝賞金30,000米ドル
≫来場者数:167か国と地域から41,378人(2017年実績)
≫事前登録
 https://computex2018.accupass.com/Buyer/Step1
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≫Computex & InnoVEXの特徴
・4万人の外国人バイヤーが集まるアジア最大のITトレードショウ
・InnoVEX は2016年から併設されたベンチャーイベント/ピッチに注目
・製品調達で、海外市場開拓で、パートナー探しのため4千人の日本人

■Computex & InnoVEX2018公式サイト
 http://www.computex.biz/computextaipei/2018/

■Computex & InnoVEX2018「事前勉強会」はこちらから
 http://asia-n.biz/?p=3033

■Computex & InnoVEX開催概要
 http://www.tcatokyo.com/Computex01.html

■Computex & InnoVEX2018開催概要/ダウンロード
 http://www.tcatokyo.com/COMPUTEX2018-1.pdf

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